オルガン教科書 第二

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ライセンスURI https://dc.lib.hiroshima-u.ac.jp/da/page/license1
所有機関等 広島大学
タイトル オルガン教科書 第二
タイトルヨミ オルガン キョウカショ
著者 田村虎蔵編(タムラ トラゾウ)
出版年 1911, 明治44
出版者 安井清
出版地 東京
物理サイズ 22×30cm, 34p
所在 広島大学図書館
コレクション 教科書コレクション
説明1 [時期]国定教科書期 1903(明治36年)~1945(昭和20年) [学科]音楽・唱歌 [学校制度]師範学校
説明2 [解題]言文一致唱歌を提唱し、学校音楽教育の発展に力を尽くした田村虎蔵は、明治39(1906)年に『オルガン教科書』を編んだ。2冊から成るこの教科書は、版を改めながら増刷された。発行所は同文館と東京音楽書院(発行者は安井清)。同文館は出版社、文具店であり、オルガン販売も行っていた。また、東京音楽書院は田村の『教科統合中学唱歌』なども出版している。
リードオルガンは明治期の唱歌教育に必須の楽器であり、学校教員はオルガンを修得することが求められた。片手の基礎練習からはじまる田村の『オルガン教科書』は、明治末期から大正期にかけて、日本全国の師範学校で使用された。
我が国における実用的オルガン教科書の嚆矢である島崎赤太郎の『オルガン教則本』は、明治32(1899)年に出版されている。しかし『オルガン教則本』は文部省の検定を受けたものではなく、検定済みのオルガン指導書のなかでは、天谷秀・多梅稚編『初等オルガン教科書』とともに、この田村虎蔵の手に成る『オルガン教科書』が最初期のものと認められる。(解題執筆:仲辻 真帆)
資料番号 [登録ID]2500300177 [スリップ番号]41045 [請求記号]教科書文庫/4/760/51-1907/2500300177