たろう 社会科 第三学年用

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所有機関等 広島大学
タイトル たろう 社会科 第三学年用
タイトルヨミ タロウ シャカイカ ダイサンガクネヨウ
著者 文部省[編](モンブショウ)
出版年 1948, 昭和23
出版者 東京書籍
出版地 東京
物理サイズ 21cm, 149p
所在 広島大学図書館
コレクション 教科書コレクション
説明1 [時期]文部省著作教科書期 1946(昭和21年)~1948(昭和23年) [学科]社会科 [学校制度]新制(現行)小学校
説明2 [解題]第二次世界大戦が終結して,占領下の中で誕生した我が国の社会科では,戦前の国定教科書にかわり戦後の検定教科書の制度が整うまでの間,小学校においては8冊の文部省著作社会科教科書が刊行された。文部省著作による社会科教科書は,第1学年用については作成がなさなかったが,1947年発行の『学習指導要領社会科編(一)』で示された第1学年での問題を見ると,問題Ⅴ「私たちは旅行のときにどんなことを心得,どんなことをする必要があるか」といったものも設定されている。この問題に即した学習活動の例としては,通学路を中心とした学習想定ではあるものの,身近な地域だけに限定することなく,旅行を見据えたより広い地域や空間も学習可能性が示されている。
このような第1学年での地域や空間の学びは,第2学年用の教科書『まさおのたび』に続く第3学年用の教科書『たろう』でも継続発展されることになる。教科書『たろう』では,町へ電車や地下鉄を利用するなどして,主人公であるたろうが地域的な経験を積む内容である。その内容項目は,「町へ」から始まり,「ふみきりばん」,「しんたいけんさ」,「おるすばん」,「はくぶつかん」,「海べの町で」で構成されている。最初の内容項目である「町へ」では,たろうの乗る電車が川の上を走っていると,台風による大雨で川が増水している様子をみて,村の人が総出で対応したことを回想する内容から,一連の物語が進められている。このような教科書の取り扱いについて,巻末に記された「先生方へ」によれば,この教科書により,「ただ一編の物語を読むように読み捨てられてしまうのでなく」,「この主人公をめぐって展開する種々の場面を通して,この本を読む児童は,現代の生活の諸面を理解し,とくに自分の住む土地以外の多くの事柄に触れる」ことを期待して作成されたものであった。(解題執筆:永田 忠道)
参考文献
片上宗二. 日本社会科成立史研究. 風間書房, 1993
滋賀大学附属図書館編. 近代日本の教科書のあゆみ-明治期から現代まで-. サンライズ出版, 2006
資料番号 [登録ID]2000019412 [スリップ番号]50018 [請求記号]教科書文庫/5/301/34-1948/2000019412