尋常小学読本 巻一

ライセンス種類
このコンテンツは「パブリックドメイン」の条件で利用できます。詳細はリンク先をご確認ください。|Content is available under the terms of "Public Domain". Check the link for details.
ライセンスURI https://dc.lib.hiroshima-u.ac.jp/da/page/license1
所有機関等 広島大学
タイトル 尋常小学読本 巻一
タイトルヨミ ジンジョウ ショウガク ドクホン
著者 文部省[編](モンブショウ)
出版年 1918, 大正7
出版者 日本書籍
出版地 東京
物理サイズ 22cm, 63p
所在 広島大学図書館
コレクション 教科書コレクション
説明1 [時期]国定教科書期 1903(明治36年)~1945(昭和20年) [学科]国語, 読本, 古文, 暗唱, 読み方, 書き取り [学校制度]尋常小学校
説明2 [解題]『尋常小学読本』は明治四十三年以降に使用されていた第一種尋常小学読本を基礎として,これに修正を加えたるものである。修正に際しては,高等学校師範学校及び各府県師範学校を始め,実地教授者等の意見所論を参考にし,時世の要求に合わせるよう努力された。「教科用図書調査委員会」が設置され,委員の芳賀矢一,乙竹岩造,三土忠造と補助高野辰之によって編纂された。
『尋常小学読本 巻一』は「ハタ」「タコ」の単語から文字指導に入る方法を踏襲していた。旧第一巻においては,五十音の濁音・半濁音全部を提出し終わっていないことに先だち,波行の転呼音及び促音「ツ」を混てえて教えていたが,修正読本においては,その全部を提出した。後に転呼音・促音に言及している。材料に関しては,文学的趣味の面を重視し,特に多くの著名な童話・昔話・神話・伝説・歴史物語などの文学教材・国民教材が多く採られており,国民道徳の育成を意図した教科書である。一方,海外に関する教材も多く集められ,啓蒙的読本の傾向は依然として継続している。(解題執筆:金琦 秀)
参考文献
田近洵一・大熊徹・塚田泰彦編. 小学校国語科授業研究第四版. 教育出版, 2009
井上敏夫. 国語教育史資料 第二巻教科書史. 東京法令出版, 1981
資料番号 [登録ID]2500031508 [スリップ番号]43178 [請求記号]教科書文庫/4/810/31-1917/2500031508