小学国語読本 尋常科用 巻一
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ライセンスURI | https://dc.lib.hiroshima-u.ac.jp/da/page/license1 |
所有機関等 | 広島大学 |
タイトル | 小学国語読本 尋常科用 巻一 |
タイトルヨミ | ショウガク コクゴ ドクホン ジンジョウカヨウ |
著者 | 文部省[編](モンブショウ) |
出版年 | 1933, 昭和8 |
出版者 | 東京書籍 |
出版地 | 東京 |
物理サイズ | 22cm, 78p |
所在 | 広島大学図書館 |
コレクション | 教科書コレクション |
説明1 | [時期]国定教科書期 1903(明治36年)~1945(昭和20年) [学科]国語, 読本, 古文, 暗唱, 読み方, 書き取り [学校制度]尋常小学校 |
説明2 | [解題]『小学国語読本 尋常科用』は,1932(昭和7)年より使用された第四期国定教科書で,文部省により編集された。「サクラ読本」とも呼ばれる。 本書は,多色刷挿絵入りという国語読本始まって以来の形態上の改新が行われた。表現・題材においては,実科読本を避け,文学読本であろうとした編集方針が実現された。具体的には,修身・地理・歴史・理科・実業等の知識や教訓の教材を避けて,文学的表現から材料を選び,表現の手法を文学化し,文学的表現によって知的陶冶,感情の醇化,国民精神の高揚を期している。 巻一の構成は、第一部「感性機能的表現……童謡の萌芽」,第二部「挨拶・対話・独話……児童生活」,第三部「叙述……童話」の三部構成となっている。巻二以降も,この三つの構成要素の原則に従い,全十二巻を通じ,児童の興味・心理・生活に重点を置いた構成がとられている。また,巻一の導入部では,綴字法や単語法によるこれまでの習慣を打破し,「サイタサイタ サクラガサイタ」というセンテンスの詩で始まる。そこから韻律的な反復語や興味のある童話等に発展して国語へ導入しようとした点は,本書の構成の特徴と捉えることができる。(解題執筆:野﨑 圭介) 参考文献 井上敏夫編. 国語教育史資料第二巻教科書史. 東京法令出版, 1981 |
資料番号 | [登録ID]2000030394 [スリップ番号]41389 [請求記号]教科書文庫/4/810/31-1932/2000030394 |