尋常小学算術書 第六学年 児童用

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所有機関等 広島大学
タイトル 尋常小学算術書 第六学年 児童用
タイトルヨミ ジンジョウショウガク サンジュツショ ダイロクガクネン ジドウヨウ
著者 文部省[編](モンブショウ)
出版年 1932, 昭和7
出版者 大阪書籍
出版地 大阪
物理サイズ 18cm, 89p
所在 広島大学図書館
コレクション 教科書コレクション
説明1 [時期]国定教科書期 1903(明治36年)~1945(昭和20年) [学科]算術 [学校制度]尋常小学校
説明2 [解題]1905年(明治38年)から約30年間使用された尋常小学算術書は,日本で最初に出版された国定算術教科書で,表紙の色が黒一色であることから,これ以降の算術書と区別するために「黒表紙教科書」という名称が使われている。黒表紙教科書は,日常計算の習熟と生活上必須な知識の獲得と思考の精緻化をねらいとしている。暗算を先行させ,様々な計算を筆算で行うことが算術の内容の中心であった。
第6学年では,はじめに「約数」,「倍数」,「分数」を学習する。つぎに小数と分数の関係についての学習と歩合算を学び,そして最後に四則応用問題を扱うように内容が構成されている。現代では,分数の計算は第3学年から系統的に行われているが,尋常小学算術書では,分数の計算は第6学年で初めて扱われ,かつ加減乗除全てを1年間で学習している。(解題執筆:久下 敬太)
参考文献
日本数学教育学会出版部. 算数教育指導用語辞典. 日本学教育学会, 2009
植田敦三編. 算数教育の理論と実際. 聖文新社, 2010
資料番号 [登録ID]2000018403 [スリップ番号]40026 [請求記号]教科書文庫/4/411/31-1932/2000018403