羅斯珂氏化学 巻二

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ライセンスURI https://dc.lib.hiroshima-u.ac.jp/da/page/license1
所有機関等 広島大学
タイトル 羅斯珂氏化学 巻二
タイトルヨミ ロスコーシ カガク
著者 [ロスコー著](Roscoe, Henry Enfield), 茂木春太翻訳(モギ ハルタ)
出版年 1877, 明治10
出版者 文部省編輯局
出版地 [東京]
物理サイズ 20cm, 81p
所在 広島大学図書館
コレクション 教科書コレクション
説明1 [時期]検定制度実施以前 1873(明治5年)~1885(明治18年) [学科]科学 [学校制度]中等教育
説明2 [解題]1876(明治9)年に発行された日本初の化学の教科書であり,本書は全10巻のうち2巻目にあたる。東京開成学校(東京大学の前身)の助手であった茂木春太が,英国のロスコー著である「Lessons in elementary chemistry」を翻訳し,中学校・師範学校用に発行された。
内容としては,第1巻で紹介された水及び,構成元素である酸素と水素に続いて(国立公文図書館),窒素や炭素といった主要な元素について取り扱っている(国立公文図書館)。それぞれの元素の採取方法とその実験器具,比重や化学的性質に加え,匂いや色,どのような物質に含まれているか(窒素は大気,炭素はロウソクなど)を紹介している。また,酸化物などの化合物については,現在の教科書と同様に,粒子モデルを用いて化学式が示されており,当時から教科書にモデルが活用されていたことが分かる。(解題執筆:道園 和季)
参考文献
羅斯珂(ロスコー). 化学.第1巻. 東京大学理学部. 1883 (http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/830498/13 (閲覧:2016.10.31))
資料番号 [登録ID]2500300139 [スリップ番号]20431 [請求記号]教科書文庫/2/430/40-1877/2500300139