doi : 10.15027/da67
硯わり
| ライセンス種類 |
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|---|---|
| ライセンスURI | https://dc.lib.hiroshima-u.ac.jp/da/page/license1 |
| 所有機関等 | 広島大学 |
| タイトル | 硯わり |
| タイトルヨミ | スズリワリ |
| 著者 | [作者未詳] |
| 出版年 | [出版年未詳] |
| 巻号 | 上 |
| 物理サイズ | 1冊(全3冊); 縦15cm× 横22.5cm |
| 装丁 | 和装 |
| 写刊区分 | 写本 |
| 所在 | 広島大学図書館 |
| コレクション | 奈良絵本 室町時代物語 |
| 説明1 | 奈良絵本。料紙は間合紙。表紙は、紺地に金泥の草花模様を描き、金砂子を散らしたものであるが、大部分は剥落し、地の紙が露出している。題簽は丹紙短冊形。上巻題簽は破れあり、「硯」一字を欠く。奥書はなく、書写者・書写年代は不明である。 [あらすじ]大納言に仕える中太は家宝の硯を盗み見るうち取り落として二つに割ってしまう。怒った大納言は、中太をかばった若君の首を刎ねる。のち中太は出家し、書写山の性空上人と名乗る。 |
| 説明2 | [解題]遁世譚、高僧伝。広島大学本はしんかい僧正の来歴を説くが、青侍として仕えていた大納言家の紹介に始まり、硯わり事件を経て、一家が仏道を志していく経緯を語る。『すずりわり』の伝本は、大きく三系統に分類される。A系統は内閣文庫本・名古屋大学小林文庫本・実践女子大学本。B系統は加藤家蔵奈良絵本。C系統が、この広島大学蔵本とパリ国立図書館蔵奈良絵本であり、三系統の外に細見実蔵の古絵巻一巻がある。各系統の本文には異同が多い。中でもC系統の広島大学本・パリ国立図書館本は独自色が強く、主人公の名も、A系統とB系統が書写山の「性空」とするのに対し、C系統は摂津多田郷の「しんかい」とする。侍従の君を初瀬観音の申し子として重視する点、比叡山との繋がりが強調される点など、他系統と著しい相違がある。 参考文献 【テキスト】1『室町時代物語大成』第7巻(A系統、内閣文庫本・B系統、加藤家本・C系統、広島大学本)/2『室町時代小説集』(A系統、内閣文庫本)/3『よこふえ・すゝりわり』古典文庫(C系統、パリ図書館本) ほか。 【研究文献】1小林忠雄「近古小説硯破の成立に関する一考察 附、撰集抄略本の作成年代について」(『国語国文』25巻4号 昭和31年4月)/2橋本直紀「奈良絵本『硯わり』と性空上人」(関西大学『千里山文学論集』26号 昭和57年3月)/3三好修一郎「硯破説話通観―『今昔物語集』から番外謡本『硯破』まで―」(福井大学『国語国文学』30号 平成3年3月)/4谷口典子「『硯わり』に関する一考察―広島大学本成立を中心に―」(『大谷女子大国文』23号 平成5年3月) ほか。 |
| 翻刻 | [page 2] [硯]わり 上 いつれの御代にか、かしこきみかとにつかへたてまつり給ふ、大納言ときとものきやうと申公卿おはしける。さいかくゆうちやうにして、詩歌のみちに長したまへは、君の御おほえもめてたく渡らせ給ふ。されは此人は、大織冠よりも九代のそん、せうせんこうの一男、后宮の御せうと、左大臣ときひらのきやうの御まこにてそおはしける、代々せつしやう、かうきの家にして、まつりことをつかさとり、世のおほえもすくれて、目出度さかえたまふ。きたの御かたは、藤原のなかふさのきやうの御むすめにておはします。 [page 3] 御とし十七さいのころよりむかへさせ給ひて、あさからぬ御なからひにロそ侍りける。春は花のもとにて、なかき日のつれ〳〵もなくかたらひくらし、秋は月にうそふきて、なかき夜のふけゆく空をおしみ、歌をよみ、詩をつくり、くはんけんをともとして、年月をすこさせ給ふほとに、すてに御としは、はしめの老にあまらせ給ひける。 [page 4] しかれとも、男子にても女子にて、御子ひとりもいてきさせ給はねは、これをのみ、あけくれなけかせ給ひける。あるとき、ときとものきやう、北のかたにうちむかひおほせられけるは、すてに我〳〵、大織冠の御すゑとして、摂禄重代の家たり。此ときにあたつて、一人も、すゑをつくへき子のあらされは、たちまち家のたえなん事こそ、なけきてもあまりあり。いかなる人の子をもやういくして、しそんをたえさしとおもふは、いかゝはんへるへきとうちなけき、のたまへは、きたの御かたはきこしめし、されはこそ、みつからも此事を、こゝろくるしく、あちきなくおもひ侍れ。しかあれはとて、いまさら人の子をやしなひたてんも、ほひなし。ねかはくは、ほとけ神にもいのりて、それかなはすは、いかにも御はからひあるヘき事とこそ思ひ侍れと仰られけれは、大納言殿きこしめし、まことにこれは、しかるヘき御はからひにこそあれ、しからは、いつれの神ほとけをたのみ奉るヘきそや。されはとよ、はつせのくはんをんは、異国まてもきこえさせ給ひたるれいけんなれは、よも我国のしゆしやうのねかひは、すてさせ給はし。いさゝせ給へ、はつせへまいりて [page 5] いのりたてまつらんとの給へは、吉日をえらひて、大納言殿夫婦、御こしにめし、さうしき御すいしんめしつれ、はつせにまうて給ひ、ふつせんにむかひて、三十三度のらいはいを奉り、そも〳〵たうしの御ほそんは、わか家のなうそ、春日大明神、てんたい大師と、御こゝろをあはせて、十一めんの御像をさう〳〵ましまし、まつせ濁悪の衆生をさいとおはしまし、りしやうはうへんをめくらし、みらいは、ふたらくせんのしやうとにいんたうし給へと、ふかくきせいをこらし給ひけるとかや。その御願、いかでむなしからん。しかれは我らに、一人のけうしをあたへさせ給ひ、なうその家をつかしめ給へと、かんたんくたき、いのらせ給ひける。すてに一七日にまんするあかつき、くはうみやうを十方にてらし、いきやうはなはたくんし、いとけたかき御こゑ聞えて、なんちふうふに子といふものわあらねとも、我ちかひむなしからんもほゐなし。又、あまりになけくを見るもたえかたけれは、これをこそあたゆるなりとて、るりのかうはこひとつ、たまはるとおもへは、 [page 6] 夢にてありけり。ふうふのひと人は、よろこひ給ひて、かさねて、らいはひをまいらせて、御けかうある [page 7] きたのかた、れいならぬ御心ちまし〳〵て、あたる月には、何の御いたつきもなく、御さんのひもをとかせ給ふ。とりあけ御らんすれは、まことに玉をのへたることくなる、わかきみにてそおはしましける。父母の御よろこひかきりなく、めのと、かいしやくの人えらひて、あまたつけたまひ、いつきかしつき給事かきりなし。かくて、あけぬくれぬとそたて給ふほとに、はや五さいにもならせ給ひけれは、御はかまきせ給ひて、てんしやうせさせ、七さいにてうゐかうふりありて、しゝうの君とそ申たてまつりける。そのゝちわかきみ、御つきにひめ君、いてきさせ給ふ。これもいつきかしつき給ふ事、わかきみにもをとらせ給はす、せいしんにしたかひて、御かたち、ひかるやうにそ見え給ふ。抑、この大納言殿の御家に重代つたはりたるてうほうに、ひとつのすゝりあり。此ゆらひをつたへきくに、むかし、みけこの大将の御ちやうしに、かまたりの大臣と申おはします、ちよくめいをうけ給はりて、いるかの臣と申けきしんをほろほし給ふ。このいるかの大臣と申は、ニさうをさとるほとの人なれは、てうていを口た [page 8] ふけまいらせて、我、はんせうのくらゐにならんとふるまひしによつて、かまたりに仰つけらるゝ。されは、かれをほろほさん事、人のちからにをよふへからすとおほしめして、なうそ春日明神と、すみよしの大みやうしんへ、ふかくきせいをかけさせ給ふに、そのしるしけんちうにして、みとせかほとに、なんなくほろほし給ふ。君のえいかんあさからすして、そのちうしやうに、大織冠のつかさをそ給はりける、まことにためしなき事ともなり。さて、かまたりは御よろこひに、住吉大明神にまいらせ給ひて、さま々のたから物をさゝけ、きくはんのほうへいを奉らる、いよ〳〵当家るいそんにをいて、なかく官禄をまもらせ給へとて、せい〳〵をいたし、しん〳〵のかうへをかたふけ給ふ。かたしけなくも明神は、かりにすかたをらうをうにへんし、たつとき御声にて、なんちちよくめいにしたかひ、うちかたきけき臣をほろほし、しんきんやすめ奉る、もつともそのこうふかし。るいそんさかゆへし。また、しそんにいたつて、つかさくらゐをたまはらんおりふしは、このすゝりにてしるしをくへき也。さあらはしそんにをいて、官禄つかさ [page 9] ふそくあるましとしめし給ひて、ひとつのすゝりをそくたされける。大しよ冠、なゝめならすよろこひ、くはいちうすると思へは、ゆめはすなはち、さめたりける。 [page 10] うちおとろき、おきあかり見たまへは、けにも、うつゝにすゝりありけり。こはありかたき御事かなとて、すなはちいたゝきまつりて、家にかへりて、にしきのふくろにをさめ、八重のしめをかさりてあかめをき、御しけんにまかせ、代〳〵官禄給はるおりふしは、このすゝりをとり出してしるし給ふに、心にかなはすといふ事なし。さるによつて、たうけ第一のたからとそきこえし。あるとき、大納言殿、ふしきの夢をそ見たまひける。ところは、くはう〳〵として、さしもいみしき庭前に、しよくにかゝりて、ふみをひろけ見て、くたんのすすりにてすみをすりおはしけるに、いまゝてせい天にはれらかなりし日の、たちまち、空かきくもり、雨、しやちくをなかし、風、大木をたをし、いかつち、なりはためき、天地、とうようする事、おひたゝし。こはいかなることやらんと、身のけよたちておそろしく、思ひわけたるかたもなく、あきれはてゝそおはしますところに、雲のうちより、そのさますさましき鬼のかたちなるもの、あらはれ出て、身より火えんをはなし、こほりのことくなるつるきをよこたへて、いふやうは、なんちは我にあ [page 11] たをなしゝものゝすゑなり。いま我にくたりて、しんするものならは、あくしんをひるかへして、なんちか家を、まもるヘし。さらすは、ちかきほとに、なけきをいたくへしと、たからかにのゝしりて、又もとのことく、くものうちにしりそきぬ。あはや、いかなる事やらんと、夢こゝろにも身のけたちて、ひやゝかなるあせいて、ゆめうちさめぬ。 [page 12] そのゝちも、人こゝちあらさりしか、なをも心もとなくて、北の御かたに、かゝるゆめを見つることこそおほつかなけれとて、かたらせたまひける。かゝるところにみかとより、ちよくしあり。しよきやうのくはいかうのしさいあり、をの〳〵まいりたり。はやくさんたいあるヘしとなり。これによりて、大なこん殿、とる物もとりあへす出給ふ。こゝに、大納言殿の家の子に、仲太の三郎よしひさといふものあり。これは、先祖なかふとのきやうふよしかぬといふものゝしそんにて、代々この家につかへけるか、大なこんとのゝ御ちやくし、しゝうのきみ、御とし八さいのころなるに、いたきたてまつりて、花そのに出て、なくさめ奉る。木々の木すゑにさきみたれたる花にたはふれて、もゝちとりのとひかふを、おかしと打なかめ、あそひ給ふか、わか君をほせけるは、いかにや仲太、父うへのかくもん所のしつらひをみはやとありけれは、うけたまはりて御手をひき、さしいり、かなたこなたのしやうしを、ひきあけ〳〵入けれは、一まなる所に、からやまとのふみともを、四はうにつみかさねてありとあるたなのうへに、ひとつの箱 [page 13] あり。いかにもけつかうにこしらへて、しめをひきたるあり。何にかあるらんと、あやしみみけれは、かの御すゝりを入たるはこなり。仲太、わか君に申けるは、このすゝりは、御家につたはりたるみたからなり。我、代〳〵当家にめしつかはるゝといへとも、つゐに、これをおかむ事はんへらすと申けれは、わかきみきこしめし、それかしもいまた見る事なし。それ、とり出せかし、すこし見はやとおほせけるほとに、仲太はよきついてなりと思ひ、かしこまりて、しめをはつしてとりいたし見けれは、にしきのふくろ七重つゝみて、いみしくしたゝめ給へりしを、とりいたし、わかきみにまいらせけれは、かしこくも、おしいたゝかせ給ひ、とりなをし、つく〳〵と、御らんして、そのゝち仲太に、よく〳〵おかむへし、いまならては、いかて又も見るへきとて、わたさせたまへは、仲太たまはり、三といたゝきとせしか、あやまちてとりおとしたるに、下に石のうつはものゝ有けるに、あたりあやまたす、ふたつにわれけるこそ、なさけなけれ。仲太はこれを見て、こはいかに、夢かや、あさましや、かゝるあやまちしける事 [page 14] よとて、あまりの事に、あきれはてたるはかりなり。わかきみも、これを御らんして、とくの事もおほせられす、いろをへんしておはします。仲太申けるは、あら口をしや、これひとへに、それかしかわさににはあらし。たゝ、てんまの、しよいなるヘし。さらすは、しんりよのとかめなるヘし。それをいかにといふに、このすゝりと申すは、かたしけなくも、すみよしの大明神より、当家の先祖大織冠に、たまはらせ給ひたる御てうほうなり。されは、わかきみたにも、たやすく御らんする事なき神器なるを、我らこときのいやしきものの、御ゆるされもなくて、なをさりにあつかひ、けかしたてまつる、その御とかめに、かくそんし給へるにこそあらめ。たゝいまにも、大なこんとのかへらせ給ひなは、いかなるうきめにか、あふへきかなしさよ、せんするところかへらせ給はぬさきに、しかいをせんとおもひ、そのきそくあらはれけれは、わか君は御らんして、あらふひんのありさまや、さのみななけきそ、しぬるまての事はあらす。ちゝの御らんして、いからせたまひなは、みつからみるとてあやまちて、わりたるよしを申 [page 15] て、とかをはうくへきそ、心やすくおもへと、おほせけるこそやさしけれ。 [page 16] 仲太は御ちやうをうけ給はりて、さても〳〵ありかたく、やさしき御こゝろさしかな、それかしかあやまちを、主君にをはせたてまつらんことも、てんのとかめおそろし。身の後の世もいかゝせん。さりなから、これは御てうあひのわか君なれは、すこしは御いかりもあさからんと、のちのわさわひをもわすれて、たうさのおほせのかたしけなけれは、なみたをおさへて、すゝりをは、もとのことくしたゝめて、大納言殿の御かへりをまつほとは、ちゝに物をそおもひける。その心のあやうきことは、たゝしんえんにのそんて、はくひやうをふむにことならす。さるほとに、大納言殿は、みかとの御まへにて、ちもくの事によりて、一の人の御子に、大納言あきたかのきやうとさうろんの事、いかめしうなりて、すてに、こといてくへきありさまに見え給ふ。ときのくはんはくにておはしますひてふさのこう、このひやうき、事大義なり。当座にすむへきにあらす。後日のさたしかるヘしとて、座をたゝせ給へは、をの〳〵かへらせ給ひける。かゝる事によりて、御きしよくよからすしてかへり給ふ。しかれは、みうちの人〳〵、いつにかはり、をそれをなし、 [page 17] つゝしんてそゐたりける。されは、おくにつといらせ給ひて、かくもん所にいりて御らんすれは、よろつとりちらしたるありさまなり、こはいかにとおほしめし、御すゝりのはこを、とりおろし給ふに、ありしさまにも見えされは、あやしくて、いそきひらき御らんすれは、ふたつにわれてあり。されはこそ、すきしゆめのさとしは、これにや有らんと、大きにおとろき給ひ、このところへは、いかなるものゝいりきて、家のてうほうをひき出し、あまつさへうちわりけるそ心えねとこそ、いからせ給ひけれ。みうちの人々、されはこそ、御きしよくのあしきうへに、かゝる大事のある事よと、いよ〳〵つゝしんて、いらへ申すものもなかりけり。大納言殿、仲太はいつくにあるそとてめしよせられ、なんちならては、この事しるヘからすと、きしよくへんしておほせられけれは、仲太はこの御ありさまを見て、とてものかれぬみちなり、かくあるヘきことは、もとよりこしたる事なれは、ありのまゝに申あけて、ともかくもならはやと、思ひすまして、御せんちかくすゝみよる所に、わかきみは、する〳〵とはしりよらせ給ひ [page 18] て仰けるは、いかに父うへ、そのすゝりは、なにともしらす、われ〳〵かとり出し見侍るとて、おとして、わりはんへるなり、仲太はいかてかそんすへきと申させ給へは、大納言殿きこしめし、もとより御きしよくあしきうへなれは、いよ〳〵御けしきそんして、なんてう、あのすゝりは、ほんふの見る事にてはあらす。われ、よう〳〵のあるおりふしも、まつ七日かほとしやうしんけつさいして、つかふことなるに、たやすくさがしいたして、かゝる家のてうほうを、うしなふ事こそ心えね。なんちは、わか代をつくへき子にはあらす、家をほろほすへきかたきの、うまれきたるにこそあらめとて、御はかせを引ぬきて、あへなくかいし給ふそ、むさんなる。御母うへも、めのとも、はしりより、あはてさはき、御しかいにいたきつき、これは、ゆめかや、うつゝかと、しはし、たえいり給ひける。やゝありて、なみたのひまより、あらなさけなの、ちゝうへや、たゝひとりある、このわかは、わか子なからも、大かたならす、なき子を、はつせのくはんせをんに、きせいして、申たまはりしなり。たとへは、なにたるあやまちありとも、一度はゆるし [page 19] 給ふへき事なり。ことに、おさなきものゝ、けかなれは、なとかはいのちをたつほとの事の、あるヘきそ。よその聞えもつき〳〵し。あらうらめしのちゝうへやと、りうていこかれて、なき給ふも、ことはりとこそ、おほえたれ。御めのとも、我〳〵、ちのうちより、やういくしまいらせて、ニ葉のまつのすゑひさに、おひたち給ふをまつこゝろ、へんくはか、たまのおもひをなし、よるひる、いたきかゝへしに、いまよりのち、たれをかいたきたてまつらん。あら、なさけなの御ありさまやな、いま一と、めのとかとおほせいたされよかしと、御しかいにとりつきて、なきこかるゝありさまは、よその見もめも、あはれなり。 |
| 資料番号 | [配置場所]貴重資料室/[登録番号1]大国993/[登録番号2]文理5886 |

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