小学日本歴史 一
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License URI | https://dc.lib.hiroshima-u.ac.jp/da/page/license1 |
Holder | 広島大学 |
Title | 小学日本歴史 一 |
Title pron. | ショウガク ニホン レキシ |
Author | 文部省著作(モンブショウ) |
Publish year | 1904, 明治37 |
Publisher | 教育図書 |
Publisher address | 大阪 |
Physical size | 23cm, 68, 5p |
Location | 広島大学図書館 |
Collection | 教科書コレクション |
Description1 | [時期]国定教科書期 1903(明治36年)~1945(昭和20年) [学科]日本史 [学校制度]高等小学校 |
Description2 | [解題]戦前の教科書は文部省による認可や検定の制度を経て,1903(明治36)年からは国定化が図られることになる。翌年の1904(明治37)年からは国語,修身,日本歴史,地理の国定教科書が使用され始めるが,本教科書は第一期の国定歴史教科書である。本教科書は,当時の高等小学校の第一・二・三学年用の五巻で構成されている。第一・二学年用にあたる一と二は歴史上の人物を中心に日本の歴史の概要を,第三・四学年の三と四は人物と出来事をもとに制度や風俗などの文化的な内容や外国との関係なども扱われている。この四巻に加えて,四年制ではなく三年制をとる高等小学校の第三学年用の教科書も作成されている。 本書は,高等小学校の第一学年用であり,その内容は「天照大神」から始まり,「神武天皇」,「日本武尊」と続き,「北条氏亡ぶ」までの内容である。第二学年用の二は「建武の中興」から「明治二十七八年戦役」までの構成となっていた。この時期以前の歴史教科書においては,検定教科書の時代から既に歴史上の人物を中心にした教科書構成が定式化してきており,この形式は国定歴史教科書においても踏襲されたことになる。取り上げられている人物は国定前と同様に古代については天皇が多くはなっているが,中世から近世にかけては平清盛や源頼朝から徳川家に至るまで政治に深く関与した人物,近世以降は政治的な出来事へと,その主題の軸足に推移が見られるのも本教科書の特徴となっている。(解題執筆:永田 忠道) 参考文献 教育史編纂会. 明治以降教育制度発達史. 教育資料調査会, 1964, (第四巻) 海後宗臣. 歴史教育の歴史. 東京大学出版会, 1969 唐澤富太郎. 教科書の歴史. 創文社, 1956 吉田太朗. 歴史教育内容・方法論史. 明治図書, 1968 |
Number | [登録ID]2000067710 [スリップ番号]42940 [請求記号]教科書文庫/4/210/32-1904/2000067710 |