尋常小学修身書 巻一 児童用
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License URI | https://dc.lib.hiroshima-u.ac.jp/da/page/license1 |
Holder | 広島大学 |
Title | 尋常小学修身書 巻一 児童用 |
Title pron. | ジンジョウ ショウガク シュウシンショ ジドウヨウ |
Author | 文部省著(モンブショウ) |
Publish year | 1918, 大正7 |
Publisher | 文部省 |
Publisher address | 東京 |
Physical size | 22cm, 18p |
Location | 広島大学図書館 |
Collection | 教科書コレクション |
Description1 | [時期]国定教科書期 1903(明治36年)~1945(昭和20年) [学科]修身 [学校制度]尋常小学校 |
Description2 | [解題]1918年(大正7年)以降に発行された第三期国定修身教科書『尋常小学修身書』は,1907(明治40)年からの義務教育年限の延長,すなわち尋常小学校の修業年限の6年制に伴い,尋常小学校の第一学年から第六学年までの各学年に対応するように,巻一から巻六までが用意された。この第三期国定修身教科書の内容項目は,おおむね「家族道徳」・「社会道徳」・「個人道徳」・「国家道徳」に分類される。 家族道徳の内容としては,「孝行」・「兄弟」・「主婦の務」・「祖先と家」等がある。社会道徳は「公益」・「産業を興せ」・「共同」・「衛生」等,個人道徳は「忠実」・「自立自営」・「倹約」・「勉強」等,国家道徳は「天皇陛下」・「国交」・「忠孝」・「国運の発展」等である。修身教科書における道徳の構成は,その割合で見ると,個人道徳の内容が最も多く,続いて社会道徳・国家道徳・家族道徳の順の扱いとなっていた。また,低学年では個人道徳と家族道徳の内容が支配的であるが,学年が進むに従って社会道徳や国家道徳の内容が中心的になる。そして,巻六の第二十五から第二十七までは「教育に關する勅語」が取り上げられて,6年間の修身教育が締めくくられる構成となっている。 当時の修身科においては,教育勅語の趣旨に基づいて,孝悌,親愛,勤倹,恭敬,信実,義勇等の徳目や国家社会に対する責務を授けることによって,忠君愛国の志気を養うことが目指されており,第三期国定修身教科書に織り込まれた教育勅語の価値や規範の体系を,子どもたちに習得させることが求められて,その結果として日本国民としての在り方と責任の自覚を持たせることが,期待された。(解題執筆:永田 忠道) 参考文献 教育史編纂会. 明治以降教育制度発達史. 教育資料調査会, 1964, (第五巻) 唐澤富太郎. 教科書の歴史. 創文社, 1956 永田忠道. 大正自由教育期における社会系教科授業改革の研究. 風間書房, 2006 |
Number | [登録ID]2500046873 [スリップ番号]40443 [請求記号]教科書文庫/4/110/31-1918/2500046873 |