音楽指南

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ライセンスURI https://dc.lib.hiroshima-u.ac.jp/da/page/license1
所有機関等 広島大学
タイトル 音楽指南
タイトルヨミ オンガク シナン
著者 エル.ダブリュー.メーソン著(Mason, Luther Whiting), 内田弥一訳(ウチダ ヤイチ)
出版年 1884, 明治17
出版者 [文部省]
出版地 [東京]
物理サイズ 23cm, 12,190,2p
所在 広島大学図書館
コレクション 教科書コレクション
説明1 [時期]検定制度実施以前 1873(明治5年)~1885(明治18年) [学科]音楽・唱歌 [学校制度]尋常小学校
説明2 [解題]1883(明治16)年に文部省から出版された『音楽指南』は、日本の唱歌教授法の先駆である。L. W. メーソンが1872年にアメリカで作成した “The National Music Teacher” をもとに内田弥一(音楽取調掛職員)が翻訳・編成したもので、明治期の稿本や再版の他、1991年出版の『音楽教育史文献・資料叢書』(大空社)にも収められている。
『音楽指南』は、唱歌教授の目的、方法および楽典事項などを記述した手引きとして、特に小学校教員の間で活用された。アメリカを経由して導入された「ペスタロッツィ主義唱歌教育論」に基づいている点でも注目される。
本書では、音楽の基礎能力を音階の識別と捉え、理論説明時には数字を使用しながら「ヒ、フ、ミ…」といった呼称を併用するなど、我が国独自のやり方が工夫されている。また、「師問 然ラハ一音階中二其音数幾許アルカ」「生答 八音ナリ」というように、問答形式によって明快に教授法が提示されている。『音楽指南』発刊後に記された類書でも共通の教授方法がみられる。(解題執筆:仲辻 真帆)
資料番号 [登録ID]2500014063 [スリップ番号]20478 [請求記号]教科書文庫/2/760/31-1884/2500014063