鉱物学初歩 上巻
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License URI | https://dc.lib.hiroshima-u.ac.jp/da/page/license1 |
Holder | 広島大学 |
Title | 鉱物学初歩 上巻 |
Title pron. | コウブツガク ショホ |
Author | 小藤文次郎著(コトウ ブンジロウ) |
Publish year | 1885, 明治18 |
Publisher | 三上隆三郎 |
Publisher address | 東京 |
Physical size | 19cm, 3,9,182p |
Location | 広島大学図書館 |
Collection | 教科書コレクション |
Description1 | [時期]検定制度実施以前 1873(明治5年)~1885(明治18年) [学科]地学・鉱物 [学校制度]中等教育 |
Description2 | [解題]明治政府は文明開化に伴い,欧米にならった近代国家建設のために自然科学教育に重きを置き,1872(明治5)年に頒布した「学制」で,小学校で「博物」という教科を設けた。そして,1879(明治12)年に「教育令」が出されたころには,物理・科学教育をおしのけて博物教育が強調されはじめ,世間に広く浸透していくこととなった。本書はそのような時代のなかで,当時東京大学理学部講師であった小藤文次郎が1885(明治18)年に執筆したものである。小藤は,1856(安政3)年に現在の島根県である石見国に生まれ,1877年に東京大学理学部地質学科の第一期生として進学し,1879年に最初の卒業生となった。その後,ドイツ留学を経て,1884年に東京大学理学部講師となった。生涯に渡って地質学の発展に貢献をしたことから,岩石学の父と称される。小藤は本書の冒頭で「今日の正は明日の邪かもしれない」と自然科学がめまぐるしく発展している様子を表現している。鉱物の種類や特徴について詳細に述べられており,当時の博物教育を支えた教科書として評価されている。(解題執筆:髙見 健太) 参考文献 矢島道子. 小藤文次郎―日本の地質学・岩石学の父. 地球科學. 2007. Vol.61, No.2, pp.155-159 北村静一. "理科教科書". 近代日本の教科書のあゆみ―明治期から現代まで. 滋賀大学附属図書館(編). サンライズ出版, 2006, pp.59-66 |
Number | [登録ID]2500300280 [スリップ番号]20432 [請求記号]教科書文庫/2/450/40-1885/2500300280 |